備えなくして憂いしかない。
9月もそろそろ終わりますね。それと同時に日本では夏が完全に終わろうとしています...
悲しいことにお財布の中身も月末ということで終わろうとしています。笑
気づけば9/1に出国し、新天地へと入国したわけですが、もちろんこちらの国のお金は一切持ってませんでしたね。
入国した日に社長から1ヶ月分のお給料を現金で1000ドル(約8万円)頂き、お金はそれだけでスタート💰
食事は我慢さえすれば一食3ドルってところだから1ヶ月くらい耐えられるな!と思っていたけど、これが案外きつい生活になった。(最初だからだけど)
まず、1泊目、2泊目のホテルは50ドルかかったけど、この辺は社長が払ってくれたので助かった(さすが!!)ありがとうございます😊
いよいよこれから住む家を見つけようということでいろいろ見ていたけど、国土が狭く土地が高いこともあり、高額な物件ばかりだ。おまけに金持ちが多いので、さらに高額な風潮は高まっている。
「1000ドルしか持っていない」
普通に考えて、1000ドル、いやもっと言えば500ドル以上の物件に住むことがアホですよねw
色々探していると、会社の先輩が
「昔ホームステイしていた家があるよ!」
ということで早速見に行って見た!
社長のレクサスで。
そこには、可愛いチワワが2匹と、学校の教師をしている夫婦に、おしゃべり大好きな高校教師のおばあちゃん。
英語でめちゃくちゃ話しかけてくれるから、これはいいぞ!プラスポイント!と思っていた。
いざ部屋を見てみるとびっくりするくらい狭い笑
日本風にいうと、3畳。
「東京の一人暮らしのみなさん!君らの家の半分ですよ!?」
想像できますか?しかも相方と一緒に入る、3畳に。そこには二段ベッドが1つあるだけの寝ることだけを目的とした超単純な物件w
2人で3畳という驚きの狭さ、会社までバスで40分、近くには海!
良いか悪いか人によるけど、この部屋なんと2人で900ドル!!笑
個人的には高いと思う笑
日本(地元)なら8畳+5畳のキッチンで4万
900ドルは7.2万、高いっしょ?
まー、色々特典(?)があって、
・毎日謎のゆで卵(黒)が食べられる
・おばあちゃんが中国語を教えてくれる
・僕ら専用の風呂とトイレがある
・かわいこぶったら(?)夕飯とかくれる
いろいろと優しくしてくれる。
まるで昭和の家族のような暖かさがあるようです。
そんな暖かい(悪くいうとお節介な)家庭で1ヶ月過ごしてきたわけですが、待ちに待った給料日!
会社に行くと2180ドルの小切手をもらった、銀行に持っていけば現金化できるよ!って言われたから社長の許可をもらい、駅二つ分離れた銀行まで行った。
今日は相方が財布を忘れたのでバスのSuica的なのも持ってなくバスにも乗れず飯も食えない状況で
「今日給料もらえるからいいや」
と思い、お腹も空いていなかったので、最後の10ドル札一枚を手渡した。(実は電車に乗るときにも10ドル渡し合計20ドル渡した)
これで所持金は2ドル。
銀行ではなんと40人待ちw
こりゃもう会社に帰る頃には、誰もいないんだろうな。そう思いながら順番を待ち始めたのがちょうど17:30ごろだった。
銀行の入り口が18時に閉められ、いよいよ整理券を持った人間だけの空間になった。
用を終えた人たちが続々と帰っていくなかで、給料♪給料♪とワクワクして待っていた。
今日の給料で、近くのもつ鍋(30ドル)を食べに行こう!と予定まで立てていました。
ようやく順番が来たのはなんと19時ごろ笑
まー給料もらえるからなんてことない2時間だったんだけど。
高校の頃の友達にすごーくにてるかわいい目をした小さな女の子が手続きをしてくれた。
小切手に色々書かれて、自分のサインをして
2180ドルはまだかと、待ちきれない!!
・・・・・・
なんか様子がおかしいなぁ。
かわいい目の彼女がとなりの係りの人間と話し始め、その人がこっちを向いてニコッとした。
その瞬間、かわいい目の彼女から小切手が返され
「I can not give you money without signiture」
あーーあw 給料でもつ鍋食べれるからいま20ドル渡しても問題ないやーって気持ちで軽々しく20ドル渡したさっきの自分に説教してやりたいわーー
結局、お給料はゲットできず、所持金2ドルで会社へ戻った。
そんな話を若い社員さんに話すと、夕飯を奢ってくれた。感謝しかない。この日食べたオムライスの味は忘れることもないでしょう。
「備えあれば憂いなし」
備えを粗末に扱った結果、まさかの超極貧生活をすることになりました。
しかも、サインは社長からもらわないといけないもので、実は今日は金曜日...ということで、
「所持金2ドルでどうやって生きような週末」
の幕開けですw
次回極貧生活1日目(全部で2日しかないけど)